Oracleのデータ・ディクショナリにもコメント情報が収められていて重宝する
RDBMS
リレーショナルデータベース(RDBMS)の代表としてAS/400のDB2にはカタログというものがあり、そこにはユーザー情報、表情報、列情報など様々な情報が詰まっているのでした。
AS/400は列名が英数8文字という節約が長く続いてきたため、パッと見では表や列の内容がわからないことが多く、日本語を含む長い文字列による説明の項目が参考になるのでした。
Oracle
DB2に限らずRDBMSにはカタログに相当するものがあります。
Oracle の場合はデータディクショナリと呼ぶものがカタログにあたります。
Oracleのデータ・ディクショナリの主な内容
表名 | 説明 |
USER_CATALOG | 表・ビュー・索引等 |
USER_COL_COMMENTS | 列のコメント情報 |
USER_TABLES | 表の情報 |
USER_TAB_COMMENTS | 表のコメント |
USER_USERS | ユーザー情報 |
USER_TAB_COMMENTSに書いてある説明を読めばそのファイルがどんなファイルなのかわかりますし、USER_COL_COMMENTSを読めば列の内容がわかります。
Oracleの表の列毎のコメント一覧を取得するSQL
SELECT COLUMN_NAME,COMMENTS FROM USER_COL_COMMENTS WHERE TABLE_NAME = '表名'
データ・ディクショナリも宝箱
このようにRDBMSはカタログとかデータ・ディクショナリとか名称はいろいろですが、管理データが表形式で保存されているためSQLにて容易に参照できる特徴があります。