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一所懸命に手抜きする

監査の仕事をしています。ITを利用し、良い意味で「手抜き」することは効率化と精度アップに役立つと思うんです。部下への引き継ぎのためにまずは諸々頭から引っ張り出そうとブログを始めました。

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当ブログで取り上げられている事案やデータベース、人物等はすべてフィクションです。

ねつ造資料を見抜く力も必要だ

 STAP特許:バカンティ教授の宣誓供述書を読んでみた(詫摩雅子) - 個人 - Yahoo!ニュースのタイトルが面白そうなのでクリックしてみたら、とても面白くて、久々に感心する記事でした。
 この方詫摩雅子氏の記事( 論文不正の告発を受けた東京大学(2) その解析方法の衝撃(詫摩雅子) - 個人 - Yahoo!ニュース)は、昨年読んだのを思い出し、今回読み直してみました。

不正や捏造資料を見抜く

 監査の仕事をしていると資料の捏造に出くわすことがあります。勤怠データ偽造や写真偽造、捺印偽造などなど…。それらが裁判証拠として提出されることもあります。

分野は違えど

 分野は違えど捏造を見抜く目を養うために役に立ちそうなので・・・

背景:超善玉ホルモン

 まず、アディポネクチンというホルモンが問題の渦中にあります。それは何なのか?以下、2015年のプレスリリースより。

アディポネクチン受容体は、脂肪細胞から分泌されるホルモンのアディポネクチンによって活性化され、細胞内で糖と脂質の代謝を促進し、糖尿病やメタボリックシンドロームになりにくくする作用があります。
糖・脂質代謝に重要なアディポネクチン受容体の立体構造を解明 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所

 簡単に言うと、アディポネクチンというものの働きで、運動をしなくても、ダイエットをしなくても糖尿病やメタボになりにくくすると言われていました。ヒアルロン酸分泌促進や老化防止など夢のような効能がうたわれています。それが薬として登場するらしいと期待されていました。

昨年なされた告発

 アディポネクチンについては世界中で研究されていますが、アディポネクチン・レセプターに関するK氏の論文に対して昨年なされた告発は  
 にあります。私は、医学は全くわからないので、不正があったかどうかはわかりませんが、考え方は役に立ちました。

手口・解析手法

 この告発に関連する詫摩雅子氏の記事が面白いです!
 
 これを要約すると
1. 文章のコピペ
2. 画像切り貼りの形跡と思われる不自然な線
3. PDFに記録されるベクトルデータから再現した事実の異常さ
・1枚の画像として出力されるはずが、画像の切り貼りになっている
・マウスの死亡するのがきまって10日おき
・グラフの上に描画されるはずのエラーバーがグラフの下となっている
・垂直になるはずのエラーバーが傾いている
・同じ数値のエラーバーが繰り返し出てくる
・計測値を点でプロットして線で結ぶはずが、点線の点で表されている
 が問題の論文に見られるそうです。
 なかなか気付かないところですが、今後の参考になるかもとメモしておきます。

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